レース情報

注目選手

日本名輪会カップ
第25回石田雄彦記念杯 FI     3/6・7・8
<特集ページ掲載期間 3/2(木)~3/9(木)>
日刊PDF新聞

【協力】競輪研究社 ※2017.2.14現在

追撃を断つか脇本

 2020年の東京五輪に向けて新たなスタートを切った脇本雄太は、言わば今が競輪に集中できる時。全日本選抜での激闘を経て、これから更に出力を上げて行きたいところだ。ガード役は椎木尾拓哉に、澤田義和。再び上位へと欲を持ち始めた澤田は順調そうだが、椎木尾は昨年からどこまで立て直せたかが鍵となりそう。
 地元に目を向けると本来は佐川翔吾のメリハリ効いた先行、捲りがダークホース的な存在だが、長欠明けで仕上がりが不透明。代って2班ながら好調な伊藤成紀が縦横に大暴れするか。
 キャリアの最盛期を迎えそうなのが、吉田敏洋だ。今節は北野武史ら中部勢を従え、自らが戦いの最前線に立って争覇戦に挑むが、今回は東の陣営が熱い。スピード自慢の坂本貴史、自在の安部貴之を束ねる内藤宣彦が背後に忍び寄るし、名人芸の差しで魅せる鈴木誠、小林大介も大きく風穴を開けんと、てぐすね引いて待ち構える。

選手名 登録 期別 年齢 級班 戦法 競走得点 勝率 2連対率 BK
脇本 雄太 福井 94 27 S級1班 逃捲 109.80 9.5 28.5 6
近畿地区、いや、今や日本を代表する人間機関車。昨年、リオ五輪を経た後の下半期では、疲労などコンディションの問題か、自力の支配力を失っていた印象だが、それでも推進力は輪界屈指。レールは2020年の東京五輪へと続くと信じて、ひた走るのみだ。
吉田 敏洋 愛知 85 37 S級1班 差捲 111.66 23.0 30.7 8
昨年は静岡日本選手権で準優勝、年間獲得賞金でGP次点と、SS班に最も近付いた一年に。番手戦が増えてきたが、長年、中部の屋台骨を支えてきた男気溢れる自力は健在で、浅井康太と連係する時など、場合に応じて前後どちらでも戦える強みがある。
椎木尾 拓哉 和歌山 93 31 S級1班 差脚 114.35 31.2 56.2 0
昨年はGⅠ(日本選手権、オールスター、競輪祭)で4勝、6連対とヒットを連発。特に予選は全て1着で突破と、俊敏な捌きと差脚がGⅠで通用する事を実証。ただ年末の2度の落車で、今年1月は全欠場。どこまで調子を戻してくるかがカギだ。
澤田 義和 兵庫 69 44 S級1班 差脚 110.38 22.7 36.3 0
兵庫の選手会支部長となって、責任感と再びGⅠの檜舞台へ意欲が湧く。一度は「並みのS級」の追込み屋に甘んじていたが、古くは平成5年の新人王で、2度のGⅡウィナー。ダイナミックな縦の伸びなど、持っているモノの「違い」を見せ始めた。
坂本 貴史 青森 94 27 S級1班 捲脚 107.38 32.1 38.7 9
「ロスの超特急」と称えられた坂本勉(57期・引退)を父に持つ、競輪サラブレッド。GⅠ実績など、偉大な父の背中はまだまだ遠いが、スピードの素質は抜群。時折り鮮やかな捲りで上位陣を食って、きらめきを放つ。
安部 貴之 宮城 92 33 S級1班 自在 108.86 17.3 34.7 2
メンバー構成に応じて戦法を使い分ける万能タイプ。また展開が激しく変化するレース中でも、柔軟に自力から差し、その逆と状況を見てカメレオンのように対応できる器用さが魅力。特に捲り脚は鋭く、乱戦になるほど穴を開ける期待がふくらむ。
内藤 宣彦 秋田 67 45 S級1班 差脚 109.20 23.5 32.3 0
競りなどヨコに激しく火花を散らすような競走は好まず、流れに乗ってキメ脚を繰り出すスマートな追込み屋。展開に左右される事が比較的大きいマークの走法上、長くS級1班、それも上位を維持している事は確かなキメ脚がある証しだ。
伊藤 成紀 大阪 90 34 S級2班 捲差 105.40 29.0 41.9 8
力に任せて走っていた印象もあるが、ここに来て競輪選手としてひと皮むけた印象。メリハリの効いた機動戦に、飛び付き、更にはマーク戦と走法の幅、捌きに安定感を増し縦への突破力が更に活きてきた。上位を相手に、地元で旋風を巻き起こすか。